普通のワンデーキュビューとモイストとトゥルーアイの違いについて

ワンデーアキュビュー&モイスト&トゥルーアイ

ジョンソンエンドジョンソンが製造・販売している「ワンデーアキュビュー」は3種類あります。

普通のワンデーアキュビューと、ワンデーアキュビューモイスト、そしてワンデーアキュビュートゥルーアイ。

これらは何が違うのか。それぞれどんな特徴があるのか。
何となく知ってはいるけれど、詳しいことはよくわからないという方も多いはず。

そこで今回は、3種類の「ワンデーアキュビュー」それぞれの特徴を挙げながら、どんな違いがあるのかをまとめてみようかと思います。

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普通のワンデーアキュビューとモイストにはあまり違いがない?

ジョンソンエンドジョンソンの1dayで最も古い普通のワンデーアキュビューと、その改良版であるワンデーアキュビューモイストの違いは以下の3つです。

  • 保湿成分の違い
  • ベースカーブの違い
  • 値段の違い

保湿成分の違い

普通のワンデーアキュビューとモイストとの一番の違いは、保存液に保湿成分がプラスされているか否かということ。保存液というのは、レンズケース内に入っている液体のことですね。モイストの保存液には、アキュビューの頃にはなかった保湿成分がプラスされています。

でも、言ってしまえば性能面での違いはそれだけ。普通のワンデーアキュビューからモイストになるにあたって、中に入っているレンズ自体は何も変わっていません。含水率も、酸素透過率も、レンズ直径もそのままです。

モイストになるにあたってプラスされた保湿成分は涙に似た性質を持っています。保存液に浸っている間にこの保湿成分がレンズ内部まで染み込み、装用した後でも涙を逃がしにくくしているそうです。この保湿成分を取り込む技術のことを、ジョンソンエンドジョンソンはラクリオン・テクノロジーと呼んでいます。

ベースカーブの違い

ジョンソンエンドジョンソンの「アキュビュー」に共通する特徴といえば、UVカット機能が備わっていることと、ベースカーブが二種類用意されていることです。

しかし、普通のワンデーアキュビューにはベースカーブが一つしかありません。モイストとトゥルーアイが9.0mmと8.5mmの2つのベースカーブを用意しているのに対し、普通のワンデーアキュビューは9.0mmしかないのです。

ただ、普通のワンデーアキュビューだけが、最初から1つしかベースカーブを用意していなかったかというと、そういうわけではありません。もともとは8.5mmもあったのですが、モイストの登場により利用者の多くがそちらへ移行してしまったので、制作範囲を縮小したんですね。

値段の違い

普通のワンデーアキュビューとワンデーアキュビューとでは、店舗によっては微妙に値段が異なる場合があります。例えば販売店最大手のアイシティは、ワンデーアキュビューモイストの方が100円ほど高くなっています。

逆に、普通のワンデーアキュビューの方が高い場合もあります。例えばネット通販ショップを見ていると、普通のワンデーアキュビューよりもモイストの方が安く、さらにはトゥルーアイの方が安いということがあります。

ただ、いずれにせよ100円程度の微妙な差なので、違いというほどのものでもないのかもしれません。

普通のワンデーアキュビューとモイストの違いの結論

はっきり言って、普通のワンデーアキュビューとモイストの間では、それほど大きな違いはありません。現在、普通のワンデーアキュビューを愛用している方は、別に、無理にモイストに変える必要もないでしょう。

ただ、普通のワンデーアキュビューに比べモイストの方が性能が悪いということはもちろんないので、特にこだわりがない方はモイストの方を選んでしまっていいと思います。

上に書いた通り、今ではほとんどの利用者がモイストの方に移ってしまったので、普通のワンデーアキュビューは制作範囲縮小の傾向にあります。まだ向こう先何年かは流通すると思いますが、もしかするとなくなってしまう可能性があるかもしれません。

その時は、そのままモイストに移行するか、後述するトゥルーアイに移行するか、別のメーカーのレンズを使うか、いずれかの選択肢を取ることになるでしょう。

普通のワンデーアキュビュー&モイストと、トゥルーアイとの違いは?

普通のワンデーアキュビューとモイストに性能的な差はほとんどありませんが、モイストとトゥルーアイでは性能が大きく違います。そもそも3つの「ワンデーアキュビュー」の中でトゥルーアイだけが素材が違うので、そこで差が生まれているんですね。

トゥルーアイに使われているのはシリコーンハイドロゲル

ワンデーアキュビュートゥルーアイには、シリコーンハイドロゲルという素材が使われています。シリコーンハイドロゲルは、普通のワンデーアキュビューやモイストに使われている従来素材に比べ酸素をよく通すので、眼にかかる負担を大幅に減らすことができます。

参考までに、それぞれの酸素透過率(Dk/L)を並べてみたいと思います。

ワンデーアキュビュー       33.3Dk/L
ワンデーアキュビューモイスト   33.3Dk/L
ワンデーアキュビュートゥルーアイ 118Dk/L

違いは歴然ですね。

普通のワンデーアキュビューとモイストは、レンズ自体は同じなのでDk/L値も変わりませんが、トゥルーアイは酸素をよく通すシリコーンハイドロゲル素材を使っているので、酸素透過率も3~4倍程度の高さになっています。

眼も皮膚と同じように呼吸をしているので、酸素透過率が低いレンズを毎日長時間付けていると、眼が慢性的な酸素不足になり、角膜内皮細胞という眼にとって重要な細胞を減少する原因になってしまいます。この細胞は二度と再生しない細胞なので、あまり数を減らしすぎないよう注意をする必要があります。

酸素透過率の高低は、実感としてはほとんど表れない部分ですが、眼の健康を考えるのであればちゃんと気を使っていきたいところです。

その他の違い

普通のワンデーアキュビュー&モイストとトゥルーアイの一番の違いは酸素透過率ですが、素材の違いによる差はそれだけではありません。

例えばワンデーアキュビュートゥルーアイは、質感が従来製品より若干硬くなっています。素材にシリコーンハイドロゲルを利用していることと、レンズの含水率がわずかに低くなっていることがその理由としてあげられますね。

シリコーンハイドロゲルは従来素材よりはるかに酸素を通しますが、その反面、出来上がったレンズが多少硬めになるという弱点も持っています。

含水率は高いと付け心地がよくなりますが、あまり高くしすぎると乾きや汚れに弱くなるので、眼の健康を考えるのであれば、低めの方が本当は望ましいのです。

また、普通のワンデーアキュビュー&モイストとトゥルーアイは、素材が違うことにより、UVカットの値もわずか異なっています。

シリコーンハイドロゲル素材
UV-B・・・99%カット
UV-A・・・96%カット

従来素材(HEMA素材)
UV-B・・・97%カット
UV-A・・・81%カット

※ UV-Bは同じ紫外線の中でも波長の短い光線を、UV-Aは波長の長い光線を言います。基本的に波長が短い光線ほど身体への影響度が高いと言われています。

本当に微々たる差ですけどね。
ただ、UVカットは日々の積み重ねにより影響が出てくるものなので、データ上は微々たる差でも、長年蓄積していると違いが出てくると違いが出てくるかもしれません。

以上の点から、ワンデーアキュビュートゥルーアイは従来製品に比べかなり眼の健康に重点を置いたレンズであるということが言えると思います。

普通のワンデーアキュビュー&モイストとトゥルーアイの違いについて・まとめ

トゥルーアイは、一応「ワンデーアキュビュー」の名を冠していますが、その性質は、普通のワンデーアキュビュー&モイストとは全く異なっていると考えていいでしょう。

あくまでレンズ設計やUVカット機能搭載をしている点が共通しているだけで、それ以外の点を見れば、従来製品とトゥルーアイは全く別のコンタクトレンズです。

3つの「ワンデーアキュビュー」の中からどれを選んで使えばいいかに関しては、その方のニーズによると思いますが、現在の利用者数から考えて、モイストかトゥルーアイの二択になるでしょう。

眼の健康を考えれば断然トゥルーアイですが、付け心地や値段的な観点から、モイストの方を好んで使う方もいます。発売からすでに数年経過していますが、アキュビューの歴史からすれば、トゥルーアイはまだまだ新しいレンズですからね。利用者数はまだモイストの方が多い印象です。

付け心地に関しては本当にその方の感覚次第ですが、値段に関しては、前述した通りネット通販を利用すると安く買えるので、そちらを利用してもいいでしょう。

ネット通販ランキング

参考として、当サイト内におけるモイストとトゥルーアイの詳細ページへのリンクを張っておきます。各製品についてより詳しくまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。

ワンデーアキュビュー
ワンデーアキュビューモイスト
ワンデーアキュビュートゥルーアイ