ボシュロムの新ブランド「バイオトゥルー」。
既存の「メダリスト」に代わる製品になりうるか。
※このページでは、ボシュロムが製造を行なっている1day「バイオトゥルーワンデー」についての詳細やネット通販の価格比較などを行なっています。
目次
バイオトゥルーワンデーとは?
バイオトゥルーワンデーは、世界シェア4位のコンタクトレンズメーカー、ボシュロムが製造・販売を行なっている非シリコン1dayです。
ボシュロムと言えば、世界で初めてソフトコンタクトレンズを製品化したパイオニア的メーカーですが、ここ最近はジョンソンエンドジョンソン(1位)やアルコン(2位)に差をつけられ気味でした。バイオトゥルーワンデーは、そんなボシュロムが他の有力メーカーへの対抗馬として開発した製品の1つです。
ボシュロムのレンズと言えば「メダリスト」というブランドが歴史も長く有名ですが、今回は新技術を用いたレンズということで、あえて「メダリスト」の名を冠さないまったく新しいブランド名で販売されました。
バイオトゥルーワンデーの特徴としては、まず圧倒的な含水率の高さが挙げられます。80%近くが水分というレンズも珍しいですね。とても柔らかい質感になっています。
他にも、レンズの潤いを長くキープする整体模倣素材の使用や、見え方のコントラストをはっきりさせる非球面設計、有害な紫外線から眼を守るUVカットなど、様々な強みを持った製品です。
バイオトゥルーワンデーの価格比較
バイオトゥルーワンデーはボシュロムの日本法人であるボシュロム・ジャパンがネット通販への流通を規制している製品なので、日本のネット通販ショップからは買えません。そのため、ネット通販を利用して購入する際は、海外に拠点を置く輸入代行ショップを利用する必要があります。
以下に、バイオトゥルーワンデーが買える、安全性・信頼性の高い日本人運営のショップを一覧してみました。
ショップ | レンズモード![]() ![]() |
ベストレンズ![]() ![]() |
レンズラボ
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レンズクラス![]() ![]() |
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特徴 | 海外に拠点を置く老舗の輸入代行ショップ。送料や届くまでの時間がかかるのがネックですが品揃えは他を圧倒します。 | 海外に拠点を置くショップ。品揃えは普通ですが、1箱の購入からでも送料が無料になるのが魅力的です。 | 輸入代行ショップの中では最安値クラスの価格帯。届くまでの時間が早く、品揃えも豊富。イチオシのショップです。 | 国内正規品を取扱っているため安全!国内店舗なのでお届けが早く、まとめ買いで送料無料になります。アットスタイルからレンズクラスに名前が変わりました。 |
価格1箱 (30枚) |
最安値 2,380円 |
2,780円 | 3,280円 | - |
価格6箱 (180枚) |
最安値 16,080円 (送料込み) |
16,680円 (送料込み) |
16,980円 (送料込み) |
- |
送料 | 800円~ | 送料無料 | 無料 | 全国一律450円 まとめ買いで無料! |
発送場所 | 海外 | 海外 | 海外 | 国内 |
処方箋 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
備考 | 送料の関係上、バイオトゥルーワンデーを3箱以上まとめ買いするならレンズモードが最安値! | バイオトゥルーワンデーを単品で買うならベストレンズが最安値! | バイオトゥルーワンデーの取り扱いありで送料無料。ただ、元の値段が高いので価格は割高。 | バイオトゥルーワンデーの取り扱いはありません。 |
ショップ 詳細ページ |
詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
ショップ ページ |
ショップへ行く![]() |
ショップへ行く![]() |
ショップへ行く![]() |
ショップへ行く![]() |
現在、バイオトゥルーワンデーを取扱っているのはレンズモード、ベストレンズ、レンズラボのみですね。
簡単な価格比較をしてみましょう。ひとまず3位のレンズラボは除外して、レンズモードとベストレンズで比較してみます。
1箱以下の購入ならベストレンズの方が安く、2箱セットで買う場合はどちらでも同じ、3箱以上ならレンズモードの方が安い、という感じになります。
レンズモードの送料は1箱につき300円となっているので、製品価格と合わせると2,680円となり、ベストレンズで買うよりやや安い計算になります。ただ、レンズモードは最低送料というものを設けており、最低でも800円がかかるので、送料の合計が800円を超えない場合は損になります。
レンズモードでバイオトゥルーワンデーを1箱買いした送料込みの、3,180円。送料無料のベストレンズで買うのに比べ、400円ほど高くなってしまっています。1箱ならベストレンズで買った方が良いでしょう。
2箱セットで買うと、2箱文の価格4,760円に最低送料800円が足されて5,560円になります。これなら、ベストレンズで買う場合の価格と同じなので、どちらのショップで購入してもいいでしょう。
レンズモードで3箱以上で買うと、送料の合計額が800円を超えるので最低送料が適用されなくなります。価格は7,140円(3箱分)+送料900円で8,040円。一方のベストレンズは8,340円。3箱以上ならレンズモードで買った方が安いですね。箱数が増えれば増えるほど、レンズモードで買う方がお得になっていきます。
レンズモードとベストレンズのどちらで買っても届くまでの日数はさほど変わらないので、自分がほしい箱数に応じてショップを使い分け、賢く買い物をしていきましょう。
※レンズモードもベストレンズも海外に拠点を置くショップなので、届くまでには1週間程度の日数がかかる場合があります。あまりこまめな買い物には向いていないかもしれませんね。
海外拠点のショップを利用するときのコツは、いかにまとめ買いをして購入回数を減らすかです。そのことを踏まえると、購入はレンズモードを利用したまとめ買いの方が良いでしょう。
なぜ、バイオトゥルーワンデーは日本のネット通販ショップで買えないの?
上でも書いた通り、バイオトゥルーワンデーを日本のネット通販ショップから買うことはできません。それは日本のAmazonや楽天市場で検索をかけても同じです。
なぜ、バイオトゥルーは日本のネット通販ショップから買えないのか。それはバイオトゥルーワンデーが、ボシュロムの日本法人であるボシュロム・ジャパンによって「高品質なレンズ」として売り出されている商品だからです。
コンタクトレンズをネット通販で購入するユーザーは、眼科に行かない分、店頭でレンズを購入するユーザーに比べ眼のトラブルの発生率が高くなります。自社のレンズを使ってトラブルが発生すれば、原因がユーザー側にあったとしても、メーカーの評判に影響が及びます。
だからメーカーは、自社製品の評判を下げない為にも、ネットに流出しないように注意しているのです。
今のところ、デイリーズトータルワンをネット通販で購入するには、ボシュロム・ジャパンが影響できない海外拠点のショップを利用するしかありません。
バイオトゥルーワンデーのデータ
メーカー | ボシュロム |
タイプ | 1day |
素材 | ハイパージェル |
枚数 | 30枚 |
含水率 | 78% |
酸素透過係数(Dk) | 42 |
酸素透過値(Dk/L) | 42 |
レンズ中心厚(mm) | 0,10 |
ベースカーブ(mm) | 8.60 |
レンズ直径(mm) | 14.2 |
UVカット | 有り |
バイオトゥルーワンデーの特徴
上でも書きましたが、バイオトゥルーワンデーの一番の特徴は、なんと言ってもその含水率の高さ。含水率78%ってほぼ水ですね。しっとりとした付け心地で、とても気持ちの良い仕上がりになっています。
含水率78%という値は、人間の角膜とほぼ同等。他社の製品と比べてみても、ここまで含水率が高いコンタクトレンズはそうありません。ボシュロムはあえてこのような並外れた値を設定することによって、より人の目と一体になるレンズの実現を狙ったのでしょう。
一般的に、含水率が高いレンズは、含水率が低いレンズに比べ、付け心地が良い反面、乾きやすいと言われています。
この理屈からすると、並外れた含水率を誇るバイオトゥルーワンデーは非常に乾きに弱いレンズとなってしまいますが、実際はそんなことはありません。バイオトゥルーワンデーに用いらてたボシュロム独自の生体模倣素材が、乾燥を軽減させているからです。
生体模倣素材とは、簡単に言えば、ヒトの角膜や涙の性質に限りなく似せた構造を持つ素材のこと。バイオトゥルーワンデーはこれを用いることにより、ヒトの眼の環境を再現し、高い含水率と乾きにくさを両立させることに成功したのです。

非シリコンのレンズなので酸素透過率は低めですが、眼への涙の供給度を表す酸素流量率は93%ととても高め。潤いが強く涙が循環することにより、レンズ内部へと酸素がきちんと運ばれます。眼の健康を気にしたいけれど、シリコーンハイドロゲル素材の硬さがどうしてもダメ、という方にはオススメですね。
地味にUVカットが付いているのも評価ポイント。眼に有害と言われている紫外線をUV-B波を97.8%、UV-A波を86.9%カットしてくれます。
バイオトゥルーワンデーの評判・口コミ


たくさんある「ワンデイタイプ」のコンタクトレンズの中でボシュロムの製品を選んだのは、以前、2週間使い捨てタイプのものを使用した時に使い心地が良かったからです。 ボシュロム バイオトゥルーワンデー は、含水率が高いので装着感がとても良いです。 ずれることなく使用することができます。 年齢的に涙液が出にくい年頃なのですが、つけていて目がごろごろしたり痛みを感じることもありませんでした。 コンタクトレンズを装着することにより、目が乾燥すると目を傷つけてしまう恐れがあるのでこの点についても満足しています。 UVカット機能も付いており、お値段の割にはいろいろとメリットの高いコンタクトレンズだと感じています。
出典:みん評

2weekコンタクトレンズを着用していましたが、管理の面倒さと目への負担軽減を図るため、1dayコンタクトレンズに切り替えました。バイオトゥルーにしたのは、眼科医から勧められたからです。医師から、バイオトゥルーは、酸素流量率90%超や含水率約80%等の数字が示すとおり、目の潤いを助けてくれるコンテンツだと説明されました。実際に装着してみるとフィット感が良く、1dayで捨てられるため、とても目に優しいものだと感じることができました。
出典:みん評

目が乾燥しやすいので潤いが持続するワンデーはないかなと探していたところ、こちらの商品が乾燥に強いということで試しに使用してみました。 ワンデーでも数時間で乾燥してしまうものもありますが、バイオトゥルーワンデーは夜になっても乾燥せず瞳の充血もありませんでした。 いくつかワンデーのレンズを使ったことがありますが、レンズの硬さも扱いやすく見え方も良いですし装着していて目に違和感を感じることもなくとても使いやすいレンズです。
出典:みん評
バイオトゥルーワンデーによく似た製品
ボシュロムの公式サイトによれば、バイオトゥルーワンデーに用いられている整体模倣素材は「世界初」「独自」であるらしいのですが、バイオトゥルーワンデーの性質は、バイオトゥルーワンデーが発売される前からあったクーパービジョンの「プロクリアワンデー」という製品によく似ています。

クーパービジョンのプロクリアワンデーは、含水率60%で、人口模倣素材を用いた製品です。対するバイオトゥルーは含水率78%で人口模倣素材。含水率ははだいぶバイオトゥルーの方が勝っていますが、やっぱり製品としては似通ってますね。
きっと、プロクリアワンデーが初めて出てきた時に「含水率が60%もあるのに乾きにくいらしいよ」「えー、本当ー?」というようなやりとりを経験していた人たちにとってみれば、バイオトゥルーワンデーの登場は特に驚くような話でもなかったことでしょう。
ただ、生態模倣素材を使ったレンズでここまで高い含水率のものを作ったのはボシュロムが初めてですし、バイオトゥルーワンデーはシリコン素材でないにも関わらず酸素を良く通す製品として知られています。しかもバイオトゥルーワンデーにはUVカットも付いているので、似ている製品ではありますが、性能としてはプロクリアワンデーよりも高いとも言えそうです。
ただ、つけ心地の評判はプロクリアワンデーの方が良く、ネット通販で購入した場合もプロクリアワンデーの方が安く買えるので、一概にバイオトゥルーワンデーの方が良いとは言いづらいところ。可能であれば両方お試ししてみることをオススメします。
