パソコンとコンタクトレンズの相性の悪さは異常。眼鏡でやった方がいい理由。

パソコンを疲れ顔で見つめる女性

こんにちは。
管理人の小野です。

私はオフの日をほとんどパソコンに向かって過ごすのですが、このあいだ、コンタクトレンズをつけながらパソコン作業をして、コンタクトレンズとパソコンの相性の悪さを今一度痛感しました。

普段はパソコンに向かうときは絶対に眼鏡(ブルーライトカット付き)と決めているんですけどね。その後外出の予定があったので、「いいや、コンタクトレンズで」と思って付けて作業したら痛い目を見ました。

3時間つけただけで、眼がぱりぱり。それくらいならある程度覚悟できてたんですが、頭痛がしてきて、半分が優しさができている錠剤を飲むハメになりました。

さて、余談はさておき。今回はパソコンとコンタクトレンズの相性の悪さについて書いてみようと思います。

短めの記事なので、パソコン×コンタクトレンズが多いという方はぜひ目を通してみてください。

パソコンや、ゲーム、テレビなどでもいいですが、とにかくAV機器と呼ばれるものの画面を見ていると、眼が乾く速度は極端に早くなります。

これは、AV機器の画面を見ているあいだ、人が瞬きをほとんどしなくなってしまうことが原因です。

ブリスターケースから取り出され、人の眼に入れられたコンタクトレンズは、時間の経過と共に徐々に乾いていきます。

瞬きをしていると、定期的にコンタクトレンズへ涙が供給されるので、乾きの速度が緩やかになりますが、AV機器の画面を眺める時間が長いと、その分、早く乾くようになってしまいます。

これに冷房や暖房が絡まると、最悪ですね。コンタクトレンズがどれだけ乾いても、眼の中にある以上、含水率が0パーセントになることはありませんが、パソコン×冷房・暖房という環境下にいると、ほんの1〜2時間のあいだに、コンタクトレンズに含まれる水分はほとんどなくなってしまいます。

乾いたコンタクトレンズを眼に入れておくのは、不快感の原因となるだけでなく、健康的にもよくありません。眼に傷を作る原因になったり、レンズの張り付き感・圧迫感がストレスや頭痛の原因になったりすることもあります。

また、乾いたコンタクトレンズは、潤ったコンタクトレンズに比べ酸素透過性が下がるので、眼の慢性的な酸素不足を引き起こしやすくなります。眼の酸素不足は、眼の治癒力や視界の明瞭さを司る角膜内皮細胞という大切な細胞を減少させる原因になるので、できる限り避けていきたいところです。

眼の酸素不足と角膜内皮細胞については詳しくはこちらでまとめています。

コンタクトレンズの長時間装用…何が問題?

私は、パソコンをするあいだはまずコンタクトレンズをしないようにしています。平日は、眼科検査員という職業上パソコンに触れることがほとんどないのでコンタクトレンズを装用していますが、オフの日はパソコンに触れることが多いので、眼の健康を考え、基本的に裸眼で過ごすようにしています。

しかし、勤務中にパソコンに向かうことが多い職種の方も多いと思います。というか、今の時代は、私みたいにほとんどパソコンに触れない仕事というのも珍しいでしょう。

コンタクトレンズ利用者にとって、コンタクトレンズ×パソコンは、たとえそれが相性の悪いマッチングだと言われても、避けることができない場合が多いと思います。

なら、せめて誰にも合わないオフの日だけでも、裸眼や眼鏡で過ごすようにしてみましょう

本当はオンの日も、パソコン作業が多いのであれば、コンタクトレンズではなく眼鏡で過ごして欲しいんですけどね。

ただ、やっぱり外見などのこだわりもあると思います。どうしてもコンタクトレンズをしたいという場合は、コンタクトレンズの目薬を利用したり、できるだけ乾きにくいコンタクトレンズを使ったり、気づいたら意識的な瞬きをするなどして、乾きへの対策を測ってみましょう。

以下に、いくつか参考になりそうな記事をまとめておきます。

ソフトコンタクトレンズが乾く時の対処法
おすすめコンタクトレンズランキング-1day編-
おすすめコンタクトレンズランキング-2week編-
ブルーライトとは? その影響と対策、カットする方法

ぜひ、参考にしてみてください。