ジョンソンエンドジョンソンの代表製品。
「モイスト」が主流になった今でも根強い人気を誇ります。
※このページでは、ジョンソンエンドジョンソンから出ている1day「ワンデーアキュビュー」の情報提供や価格比較を行なっています。
コンタクトレンズ業界で世界シェアNo.1のメーカー、ジョンソンエンドジョンソンが製造している1dayです。3種類ある「ワンデーアキュビュー」の中の1つで、その開祖となる製品ですね。
現在は、改良品である「ワンデーアキュビューモイスト」の方が主流となっていますが、それが発売されるまでは、ジョンソンエンドジョンソンを代表するコンタクトレンズでした。
市場の第一線を退いた今でも根強いファンは多く、モイストではなくこちらを敢えて利用している方もいます。私が働いている眼科ではすでに取り扱っていないのですが、そのことを嘆かれる患者さんもたまにいらっしゃいますね。
アキュビューシリーズ共通の特徴であるUVカット機能が完備されており、つけているだけで、目に有害な紫外線B波を約97%、A波を約81%カットしてくれます。
ベースカーブはもともと9.0mmと8.5mmの2種類が用意されていましたが、現在では製作範囲が縮小され、9.0mmの販売のみとなっています。
目次
ワンデーアキュビューのデータ
メーカー | ジョンソンエンドジョンソン |
タイプ | 1day |
グループ | Ⅳ(イオン性高含水) |
度数範囲(D) | +0.50 ~ +5.00(0.25step) ±0 -0.50 ~ -6,00(0.25step) -6.50 ~ -12.00(0.50step) |
素材 | 2-HEMA,MMA,EGDUAなど(非シリコン) |
枚数 | 30枚 |
含水率 | 58% |
酸素透過係数(Dk) | 30 |
酸素透過値(Dk/L) | 33.3 |
レンズ中心厚(mm) | 0.084 |
ベースカーブ(mm) | 9.00 |
レンズ直径(mm) | 14.2 |
UVカット | 有り |
データからわかること・特徴
- 含水率が高め(付け心地がよく、乾きにはやや弱い)
- 度数0.25がない
- 酸素透過性にはあまり期待できない
- 目に有害とされる紫外線を大幅カット
ワンデーアキュビューモイストの違い
ワンデーアキュビューは従来品。
ワンデーアキュビューモイストは改良品。
名前も箱そっくりなこの2つの製品。一体、何が違うのか。
その答えは、以下の3点です。
- 保存液に保湿成分をプラス
- ベースカーブの数
- 価格
よって、ここでは1番だけ詳しく説明していきたいと思います。
保存液に保湿成分をプラス
ワンデーアキュビューモイストと普通のワンデーアキュビューの重は、レンズ保存液の中に保湿成分がプラスされていることです。ジョンソンエンドジョンソンは、この保湿成分をプラスすることを、ラクリオン・テクノロジーと呼んでいます。
[caption id=”” align=”alignnone” width=”212″] ラクリオン・テクノロジーのイメージ[/caption]
ただ、言ってしまえばレンズ自体の違いはこれだけ。保湿成分が配合されたことによってたしかに乾きには多少強くなった「感じ」はありますが、大きく違うかと言えば、正直微妙なところ。
保湿成分が配合されただけなので、装用感の違いはありません。
モイストが主流になっても普通のワンデーアキュビューを利用したがる方は、「モイストを使ってもあまり違いがわからなかった」という方が多いですね。
他の製品との比較
他の主要な1dayと具体的な値を用いて比較してみます。
含水率
ワンデーアキュビュートゥルーアイ :46%
ワンデーアキュビュー :58%
メダリストワンデー :59%
プロクリアワンデー :60%
高含水なのでしっとりした付け心地がします。
ただし、乾きにはあまり強くありません。
Dk/L値(酸素透過率を示す値)
プロクリアワンデー :22.8
メダリストワンデープラス :24.4
ワンデーアキュビュー :33.3
ワンデーアキュビュートゥルーアイ :118
シリコン1dayのトゥルーアイと比べてしまうとだいぶ低く見えますが、これでも、非シリコンのレンズの中では高い部類に入ります。
「シリコンレンズの付け心地が苦手で付けられない。でもなるべく酸素透過率の高いものを使いたい」という方にもおすすめですね。
ワンデーアキュビューのネット通販価格比較…の前に
さて、これからワンデーアキュビューの価格比較を行なっていこうと思うのですが、その前に1つ注意点があります。
実は、ワンデーアキュビュー、ネット通販で買うと改良品のモイストよりなぜか高いです。リアル店舗で買うとモイストの方が高いのですが(改良品なのでそれが自然な状態なのですが)、ネット通販では価格が逆行してしまっています。
理由については定かではありませんが、おそらく関係しているのはワンデーアキュビューの生産が縮小されたことでしょう。モイストの利用者が減り、それに合わせメーカー側が生産数を減らし、市場に流れる量も減り、ネット通販での価格が高騰、と考えるのが自然です。
中にはワンデーアキュビューの方が安く買えるショップもありますが、いずれにせよ、ネット通販では改良品のモイストの方が安く買えるので、よほどこだわりがない限りは、素直にモイストを選ぶと良いでしょう。
ワンデーアキュビューのネット通販価格比較
ショップ | ベストレンズ![]() ![]() |
レンズモード![]() ![]() |
コンタクトさん![]() ![]() |
レンズクラス![]() ![]() |
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特徴 | 海外に拠点を置くショップ。品揃えは普通ですが、1箱の購入からでも送料が無料になるのが魅力的です。 | 海外に拠点を置く老舗の輸入代行ショップ。送料や届くまでの時間がかかるのがネックですが品揃えは他を圧倒します。 | 以前は海外拠点のショップでしたが、国内に拠点を置きリニューアルしました。国内正規品を取扱っています。 | 国内正規品を取扱っているため安全!国内店舗なのでお届けが早く、まとめ買いで送料無料になります。アットスタイルからレンズクラスに名前が変わりました。 |
価格1箱 (30枚) |
2,380円 | 最安値 2,180円 |
2,480円 | 2,590円 |
価格6箱 (180枚) |
最安値 14,280円 (送料込み) |
14,880円 (送料込み) |
15,380円 (送料込み) |
15,960円 (送料込み) |
送料 | 送料無料 | 800円~ | 全国一律500円 | 全国一律450円 まとめ買いで無料! |
発送場所 | 海外 | 海外 | 国内 | 国内 |
処方箋 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
備考 | ワンデーアキュビューを買うならベストレンズが最安値。ベストレンズでは、モイストよりも安い値段でワンデーアキュビューを買うことができます。 | ワンデーアキュビューの取り扱いがあります。 | ワンデーアキュビューの取り扱いがあります。 | ワンデーアキュビューを買う場合、アットスタイルは最高値。ただし、モイストの方では最安値なので、チェックしておきましょう。 |
ショップ 詳細ページ |
詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
ショップ ページ |
ショップへ行く![]() |
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ショップへ行く![]() |
ショップへ行く![]() |
ワンデーアキュビューを買うならベストレンズがおすすめ。元の値段が安いだけでなく、1箱からでも送料無料なので、お得に買うことができます。
ただ、上の表の中にも書きましたが、レンズクラスというネット通販ショップを利用すれば、ベストレンズでワンデーアキュビューを買うよりモイストを安く買うことができます。
⇒レンズクラス「ワンデーアキュビューモイスト 30枚パック」詳細ページ
レンズクラスでは、ワンデーアキュビューもモイストも、30枚入りパックと90枚入りパックが用意されています。
⇒レンズクラス「ワンデーアキュビューモイスト 90枚パック」詳細ページ
90枚入りパックで買う方が長い目で見たときにお得になるので、なるべく90枚入りパックでの購入をおすすめします。
ワンデーアキュビューモイストとワンデーアキュビュートゥルーアイについて
ワンデーのアキュビューシリーズには、もう1つ、「モイスト」よりもさらに性能の高い製品が存在します。上でもちらっと名前が出ましたが、「ワンデーアキュビュートゥルーアイ」ですね。
私も愛用しています。
モイストとトゥルーアイとでは何が違うかというと、まず「素材」が違い、それに基づいて「酸素を通す量」「乾きにくさ」「装用感」「価格」などが違っています。
もう少し具体的に説明すると、トゥルーアイは、酸素透過性の高いシリコーンハイドロゲルをレンズ素材に使っているため、酸素透過値がモイストの4、5倍高くなっています。
さらに素材の含水率の関係上、渇きにも強いです。つまり、モイストよりも遥かに性能が高いということですね。目にかかる負担をだいぶ抑えられます。
シリコンの特徴として、付け心地が若干硬めになり、素材の質が良くなる分値段も上がりますが、目の健康のことを考えるなら本当はトゥルーアイを使うのがベストです。
トゥルーアイに関する詳しい情報は、以下のページでまとめています。