女性必見! 化粧品がもたらすコンタクトレンズの4つの不調と5つの回避方法!

化粧する女性

女性のコンタクトレンズユーザーの皆さん。封を開けたばかりのコンタクトレンズが曇ったり、毎日しっかりと洗っているのにすぐに汚れてしまったり、ということはありませんか?

コンタクトレンズが汚れる原因には、涙の中に含まれる脂質やたんぱく質などの分泌物や、空気中の花粉、鉄粉、ホコリなど様々なものが考えられますが、女性の場合は、化粧品による汚れが原因になっている場合が多いです

この記事では、化粧品で汚れたコンタクトレンズが皆さんの目にどのような悪い影響を及ぼすのか、化粧をするどの過程でコンタクトレンズが汚れてしまうのか、といったことについてまとめています。

常にコンタクトレンズが化粧品で汚れてしまっている方は、きっと何かしらの悪い症状が起きているはず。ほんの一手間を加えるだけで状態が改善するかもしれません。

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化粧品で汚れたコンタクトレンズが引き起こす4つの不調

化粧品で汚れたコンタクトレンズを使い続けるのは、眼にとってもよくありません。コンタクトレンズが汚れるとどのような不調に繋がるかを以下にまとめてみました。

1. つけ心地が悪くなる

汚れたレンズは、清潔なレンズに比べて付け心地が悪くなります。2weekのレンズを使っている人ならわかると思いますが、封を開けたばかりのレンズ(使い始めのレンズ)と期限間近のレンズのつけ心地はだいぶ違います。

この付け心地の差は、大抵、コンタクトレンズの汚れ具合により生じるものです。

2. 見え方が悪くなる

汚れたレンズは、清潔なレンズに比べ見え方が悪くなります。当然ですね。汚れた窓ガラスを通して見るより、綺麗な窓ガラスを通して見た方がよく見えるのと同じです。

3.アレルギー性結膜炎の原因になる

汚れたコンタクトレンズを使い続けることは眼にとってよくありません。アレルギー性結膜炎を引き起こす原因になります。

アレルギー性結膜炎なると、充血やかゆみ、目やになどの症状が出ます。

4.眼に傷がつく

これは自覚がしづらい症状かもしれませんが、化粧品が付着したコンタクトレンズを使っていると眼に傷ができる可能性が高まります

コンタクトレンズは封を開けてすぐが眼にとって最適な状態です。時間を経て劣化し、なおかつ化粧品の汚れが付着したコンタクトレンズが眼にとってあまり良くないことは、言うまでもありません。

アレルギー性結膜炎や眼の傷が目薬ですぐに完治しますが、感染症の中には完治まで時間がかかるものがあったり、腫れなど日常生活に支障をきたす症状を引き起こすものがあったりするので、注意が必要です。

コンタクトレンズを汚してしまう化粧の仕方。以下の5点に気を付けよう!

コンタクトレンズの汚れには様々な原因がありますが、化粧品もその1つ。マスカラアイシャドーは、レンズの曇りや付け心地の不快感へ特に直結しやすいものだと言えるかもしれません。化粧の仕方がよくないと、レンズが必要以上に汚れる原因になってしまいます。

化粧汚れによる不快感の解消のためにも、眼の健康のためにも、以下の5点に気をつけて日々の化粧を行ってみましょう。

1. コンタクトレンズを付ける際、石鹸を使ってよく手を洗っていない

化粧とは直接関係ないですが、コンタクトレンズを付ける際に手を綺麗にしておくのは基本中の基本です。手が汚れていると、新品のコンタクトレンズが最初から汚れた状態になってしまいます。きちんと指先に付着したゴミや油分を落としておきましょう。

2. 化粧をした後にコンタクトレンズを付けている

化粧をし終わった状態で、コンタクトレンズをまったく汚さずに眼に入れるのは至難のわざです。コンタクトレンズを付けるなら化粧をする前に。これも基本中の基本です。

3. まつ毛の内側にアイライン、アイシャドウを塗っている

まつ毛の内側にアイラインやアイシャドウを塗ると、瞬きをした際などにどうしても化粧品が眼の中に入り込んでしまいます。瞼の縁までしっかりと化粧をしたい気持ちはわかりますが、ある程度の余裕は持たせましょう。

4. まつ毛の根元までしっかりとマスカラを塗っている

これも3と同じ理由であまりオススメできません。

5. コンタクトレンズを付けたままクレンジングをしている

これも3や4とほとんど同じ理由ですね。コンタクトレンズを付けるなら化粧をする前に。クレンジングをするなら、コンタクトレンズをはずした後が基本です

5つの項目のうち、いくつが当てはまったものがあったでしょうか。もし当てはまってしまっていたなら、眼の健康のためにも、意識的に改善してみることをおすすめします。

化粧品汚れの対策

化粧品汚れの一番の対策は、やはり1dayを使うことです。1dayを使い、上でまとめたことに気をつければ、化粧品が原因でトラブルが起きる可能性はぐっと減ることでしょう。

1day以外のレンズを使っている方は、洗浄を徹底しましょう。化粧品の油分とレンズの素材が反応し固着してしまうと、普通に洗浄しただけでは汚れが落ちなくなる場合があります。固着する前にしっかりと落としましょう。

ソフトコンタクトレンズの場合は、付け置きタイプの洗浄液よりもこすり洗いタイプの洗浄液が有効です。付け置きタイプは消毒効果には優れていますが、単に汚れ落とすならこすり洗いタイプの方が向いているのです。

どうしても汚れが落ちないようであれば、使用期限が来る前に思い切ってコンタクトレンズを捨てる(新しいものに交換するのも1つの手です。

「そんなのもったいない!」と感じる人がいるかもしれませんが、もったいないからといって汚れたレンズを使い続け、それが眼の病気に発展してしまっては元も子もありません。

レンズに不調を感じたら、まだ使えそうでもすぐに処分する。これは、化粧の有無に関係なく、コンタクトレンズを使う上での基本ですね。

まとめ

化粧品による汚れは、コンタクトレンズしっかりと洗浄してもなかなか落ちにくいものです。汚れてしまってから対処をするより、汚れる前の対策を。もしレンズが汚れてしまった場合は、早い段階で新しいものに変えましょう。