ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの違い

考える女性

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズって、何が違うかわかりますか? 普段から両方のコンタクトレンズを併用している方でも、いざそんな質問を受けると答えられなかったりします。

名前からして違うソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズ。

「ソフトは柔らかいから目によくて、ハードの方はなんとなく目によくなさそう」

なんて認識をしている人が多いようですが、実際はそうではありません。

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズにはどんな違いがあるのでしょうか。また、どちらが良いのでしょうか。

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ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの特徴

2つのコンタクトレンズの違いについて触れる前に、それぞれのコンタクトレンズの特徴を見ていきましょう。

ソフトコンタクトレンズの特徴

含水性素材(水分を多く含んだ素材)でできており、やわらかい。

コンタクトレンズのソフトとハードの最大の違いは、水分を含んでいるかどうかです。ソフトコンタクトレンズの中には全体の70%近くが水分でできているものもあります。

付け心地がよく、慣れるまでに時間がかからない

慣れると目の中にコンタクトレンズを入れているという感覚がほとんどなくなります。

瞳によくフィットする

激しいスポーツをしても落ちにくく、ホコリなどの異物が入りにくいです。

黒目より少し大きなサイズ(平均14mm)

瞳をしっかりと覆うので、安定した装用感があります。

瞳が乾きやすい

ソフトコンタクトレンズは、イメージとしてはスポンジに似た素材で出来ています。付けた瞬間はレンズがまだ充分にうるおっているのでつけ心地がいいのですが、レンズ自体が乾いてくると、眼球上の水分が吸収され、逆に目の乾きの原因になってしまいます。

裏と表がある

ソフトコンタクトレンズは柔らかい素材でできているので、運送されている途中や、取扱っているあいだに、何かの拍子で裏表が逆になってしまうことがあります。裏返ったまま装用してしまうと、視力がでにくく、ゴロゴロとした違和感があります。

長時間装用には向いていない

ソフトコンタクトレンズはハードコンタクトレンズに比べ酸素を通しにくく、乾きや汚れにも弱いので、装用時間が長い方にはあまり向いていないません。1日の装用時間の目安はだいたい12時間程度。もちろん、付ける時間は短ければ短いほどいいです。

とはいえ、仕事をしていると装用時間を12時間に留めるのってけっこう難しいですよね。だからといってハードコンタクトレンズにはしたくない、という方もいると思います。そういった方にオススメなのは、シリコーンハイドロゲルという素材で作られたソフトコンタクトレンズです。シリコーンハイドロゲル素材は非常に酸素透過性が高いので、酸素不足による眼への負担を軽減させてくれます。

ハードコンタクトレンズの特徴

特殊なプラスチック性素材でてきているため、硬い

ハードはソフトに比べて遥かに破損しにくいです。柔らかくてふにゃふにゃとしているソフトコンタクトレンズに比べると、だいぶプラスチック感があります。ちなみに踏むとパリンと音を立てて割れます。

水分を含んでいないので乾きにくく、汚れにも強い

ソフトコンタクトレンズは水分を多く含んでいるので、汚れが付きやすく、場合によっては細菌の温床になってしまうこともあります。逆にハードコンタクトレンズは、水分を含んでいないので汚れが付きにくく、乾きにも強いです。スポンジによく似た性質をしているソフトコンタクトレンズと違って水分を含んでいないので、レンズ自体が乾くこともなく、眼球上の涙がレンズに吸い取られることもありません。

常用には慣れが必要

はっきり言って、ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズに比べ付け心地が悪いです。ただし、毎日付けていれば、ある程度は慣れることができます。一般的には、だいたい2週間程度で付け心地の違和感が気にならなくなってくると言われています。もちろん、どんなに慣れたとしてもソフトコンタクトレンズの装用感には敵いません。

見え方がはっきりしている

レンズが硬い分、シャープな見え方が期待できます。ソフトコンタクトレンズに比べ、いくらか乱視を矯正する力が強いです。強度近視の人にも向いています。

酸素透過性が高い

スポンジのような性質を持ったソフトレンズと比べると、ザルのような構造になっているので、涙に乗って運ばれてきた酸素が素材の隙間を通ってダイレクトに角膜へ提供されます。

黒目よりやや小さなサイズ

ハードレンズはソフトにレンズに比べるとだいぶ小さく、瞳の上に浮いています。そのため目と空気の触れ合う面が多くなり、酸素の供給がされやすくなりますが、吸着力があまり高くないので、激しい運動をすると外れてしまうことがあります。

レンズの寿命が長い

涙に含まれる分泌量、レンズのケアの精度などによって個人差が出ますが、正しく使うことができていれば1枚のレンズでだいたい2~3年は保ちます。使い捨てのコンタクトレンズと比べると長寿ですね。

長い目で見れば安価

1枚のレンズを1~3年使うことができるので、使い捨てのソフトコンタクトレンズと比べランニングコストをだいぶ抑えることができます。

まとめ

ざっと書き上げてしまいましたが、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズには以上のような特徴があります。

こうして見てみるとどちらにもメリットとデメリットがあり、「結局どっちがいいの」という疑問を抱いてしまう方もいるでしょう。

自分はどちらのコンタクトレンズの使用経験もありますが、個人的におすすめなのは、やっぱり1dayのソフトコンタクトレンズですね。付け心地の良さ、取扱いやすさが圧倒的に優れています。1dayなら毎日新しいレンズに交換できるので汚れが溜まることもなく、アレルギーなどの眼傷害が発生する確率は最も低いと言われています。

しかし、多くの方が勘違いされていらっしゃいますが、目への負担が少ないのはどちらかと言うとハードコンタクトレンズの方です。

やはり酸素透過性が違いますからね。

コンタクトレンズを使う上で一番危険なのはレンズの長時間装用により目が酸欠状態になることです。ハードコンタクトレンズは酸素透過性が高いので、ソフトコンタクトレンズに比べるといくらか目にかかる負担を和らげることができます。

ただ、最近では上にも書いたシリコーンハイドロゲルを素材に用いたソフトコンタクトレンズが主流になってきています。1dayでもシリコーンハイドロゲル素材のレンズがいくつかでてきているので、「ハードコンタクトレンズ>ソフトコンタクトレンズ」という図式は成り立たなくなってきているのかもしれません。眼にアレルギー症状が出る可能性は、ハードコンタクトレンズよりも1dayの方が低いですからね。やはり1日でレンズを交換できるのは強いです。

ちなみに、今日ではコンタクトレンズ人口の7割強がソフトコンタクトレンズのユーザーだそうです。その内最も割合が高いのは1day。コンタクトレンズ販売店の最大手であるアイシティが行なった統計によれば、ハードを含む全コンタクトレンズユーザーのうち、53%が1dayユーザーだそうです。ソフトコンタクトレンズ全体ではありません。1dayだけでのパーセンテージです。

やっぱり、そのつけ心地の良さと手間のかからなさが人気の秘訣みたいですね。多少高くても、使い勝手の良さを優先する方が多いということでしょう。

当サイトでは主にソフトコンタクトレンズを取扱っています。以下のリンクからソフトコンタクトレンズを一覧しているページに飛べますので、どんなものがあるか確認してみてください。

ソフトコンタクトレンズ一覧