よく、「私ディファイン付けてます」って言いながら別の会社のサークルレンズを付けてる人ますが、ディファインというのはジョンソンエンドジョンソン社が出してるサークルレンズの商品名であってサークルレンズ全般を示す言葉ではありません。
このページで紹介しているレンズが「ディファイン」です。お間違えないよう。
※2014年9月26日を持ってワンデーアキュビューディファインの三色全てが終売となりました。ジョンソン・エンド・ジョンソンのサークルレンズをお求めの方は後継品の「ワンデーアキュビューディファインモイスト」のページを参考にしてください。
商品情報
メーカー | ジョンソンエンドジョンソン |
タイプ | 2week |
グループ | Ⅳ(イオン性高含水) |
PW(度数範囲) | +1.00D,+0.50,±0.00-0.50D 〜 6.00D(0.25step)-6.00D 〜 9,00D(0.50step) |
素材 | 2-HEMAおよびMAA(非シリコン) |
枚数 | 30枚 |
含水率 | 58% |
DK(酸素透過係数) | 28 |
DK/L(酸素透過率) | 33.3 |
CT(レンズ中心厚) | 0.084mm |
BC(ベースカーブ) | 8.50mm |
DIA(レンズ直径) | 14.2mm |
UVカット | 有り |
商品に対する私的イメージ
名ブランド「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のレンズなので人気が高いです。J&Jのレンズは、カラーか否かに関係なく女性からの人気が高い印象を受けます。
検査員をしていた頃によく聞かれたのが、「カラコンって目に悪くないんですか」という質問ですが、デフィファインは着色部をレンズ素材で挟んだ「サンドイッチ構造」になっているので、装用しても害はありません。
しかし、サークルレンズには着色部があるので、レンズも分厚くなり、普通のレンズに比べると酸素透過性はどうしても下がります。同時に乾きへの耐性も弱くなるので、性能的には、通常タイプより低いと言わざるを得ません。
ワンデーアキュビューディファインの特徴
- 黒目を自然に大きく見せる「瞳の黄金比率 1:2:1」に近付ける配色。
- カラーレンズの中では最高クラスの酸素透過率。
- 「ワンデーアキュビュー」シリーズと同様に、レンズの周囲がシャープなレンズデザインになっており、優しく快適なつけ心地がします。
ワンデーアキュビューディファインのカラー
色はこちらの三種類。
よく患者さんから聞かれたのは「この中だったらどれがいちばん自然に見えますか?」ということでしたが、この中だったらヴィヴィットスタイルですね。そう言うと「えっ、黒じゃないんですか」なんていう風に驚かれたりするんですが、日本人の瞳は黒よりも茶色に近いんです。他メーカーのサークルレンズでも、茶色に近い色合いのものを選ぶと自然な見た目になりますよ。
ちなみにワンデーアキュビューディファインの着色直径は、カラーごとに異なります。
- ヴィヴィットスタイル:12.8mm
- ナチュラルシャイン:12.7mm
- アクセントスタイル:12.5mm
他のサークルレンズとの比較
ワンデーアキュビューディファインの含水率や酸素透過率を、他のサークルレンズと比べてみました。
含水率
アイコフレ :38%
ワンデーアキュビューディファイン:58%
ボシュロムナチュレール :59%
フレッシュルックデイリーズ :69%
高含水ですが、サークルレンズの中では平均的な値ですね。
普通のレンズに比べて多少乾きやすいのはサークルレンズの宿命です。
オシャレをとるか、潤いをとるか、と言ったところ……。
含水率って何? という方はこちら
Dk/L値(酸素透過率)
アイコフレ :DK/L値 24
ボシュロムナチュレール :DK/L値 24.4
イルミネート :DK/L値 26
ワンデーアキュビューディファイン:DK/L値 33.3
※イルミネートの正式名称はフレッシュルックデイリーズイルミネートですが、ここでは文字数のため割愛させていただきました。
サークルレンズの中では最高クラスの酸素透過性。
乾きにくさを取るならアイコフレ、酸素透過性を取るならディファイン、といったところでしょうか。まあ実際のところ、この程度の差ならほとんど変わらないのですが・・・。
私が働いている眼科では、圧倒的な人気を誇るサークルレンズです。知名度的に考えても、多分どこの眼科でも一番人気が高いサークルレンズなのではないかと思います。
一応、他に人気の高いサークルレンズへのリンクも張っておきます。
フレッシュルックデイリーズイルミネート
⇒フレッシュルックデイリーズイルミネートの詳細データ、ネット通販価格比較
ワンデーアキュビューディファインに関するより詳細な情報は、下のリンクから行けるジョンソンエンドジョンソン公式サイトを参考にしてみてください。