コンタクトレンズを使う上での注意事項

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このページでは、主に初心者の方へ向けた使い捨てコンタクトレンズを使う上での注意事項をまとめています。レンズの使用歴が長い方でも、たまに基礎的なことが抜けてしまっていたりするので、いま一度ここに記載されていることを確認してみてください。

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レンズを付ける時の注意点

  1. コンタクトレンズ(以降レンズと記載)をする時は必ず手を洗いましょう。特に指先は石鹸で丁寧に洗いましょう。
  2. 爪はきちんと切りそろえておきましょう。爪を伸ばしている女性の方は、レンズを付けるのが多少難しいかもしれないのでご自身で付け方を工夫してみてください。
  3. レンズを付ける前から目に異常(痛みや充血など)が生じている方は、レンズを付ける前に必ず眼科へ行きましょう。無理にレンズを付けると症状が悪化する危険性があります。
  4. 女性でマスカラなどを付ける方は、レンズを先に付けてから化粧品を付けるようにしましょう。順番が逆になってしまうと、レンズを付ける際に化粧品に含まれている油分がレンズに付着し、見えづらさやレンズの劣化を速める原因になってしまう恐れがあります。
  5. レンズをブリスター(容器)から取り出す時に、爪を立てないようにしましょう。レンズに傷がつくと、見えづらさや破損の原因になります。レンズを指の腹で摘んで取り出すか、液ごと全て手の上に出してしまいましょう。

レンズを使う上での注意点

  1. 2week、1monthレンズの使用期限は、ブリスターを開封してからの使用期限が二週間・一ヶ月です。付けた日数が2週間・1ヶ月ではありません。期限以上は使用しないように気をつけましょう。装用の回数や日数に関係なく、必ず期限になったら廃棄するようにしてください。レンズの不調を感じた場合は、2週間や1ヶ月が経っていなくても廃棄してください。
  2. レンズを使うのが初めて、あるいは久しぶりの方は、最初から長い時間レンズを付けないようにしましょう。コンタクトレンズはメガネに比べて物が見え過ぎてしまうので、疲労や目眩の原因になる可能性があります。最初は4、5時間程度の短い時間で使用し、日の経過と共に段階的に長くしていきましょう。ちなみに装用時間(レンズを連続して付けていることが可能な時間)はレンズの種類によって異なります。ソフトの装用時間は12時間、ハードの装用時間は14時間です。眼の健康のためにも、この時間をオーバーしすぎないよう気をつけましょう。
  3. 装用直後に、眼に強い異物感や充血、目やに、かすみなどが生じた場合は、すぐに装用を中止して眼科に行ってください。無理して使い続けていると症状が悪化する恐れがあります。コンタクトレンズが「高度管理医療機器」であるということをちゃんと認識しておいてください。
  4. 1dayレンズは原則、付け直しができません。レンズを入れる時にちょっと手こずってしまったから付け直す、といった程度なら大丈夫ですが、何時間も使用したものを付け直すのはやめましょう。1dayを洗って使い回すのようなことは絶対にしないでください。
  5. 2week、1monthを装用している方は、外出時にケースを携帯するようにしましょう。もし何か問題が起きた時に助かります。また、ケースは定期的に交換するようにしましょう。1dayの場合はケースが必要ないので、かわりに予備のレンズを携帯しておくといいでしょう。
  6. 上にも書きましたが、レンズの装用時間は守るようにしましょう。装用時間とは、レンズを連続して付けていられる時間のことです。レンズを付けている時間が短ければ短いほど、眼にかかる負担は少なくなります。週に1日や2日は、レンズを使わない日を作ってあげましょう。
  7. レンズを付けたまま寝ることはできません。寝る前にはきちんとはずすようにしましょう。
  8. 瞳の健康に眼の乾きは大敵です。コンタクトレンズをしていると、どうしても裸眼より眼が乾きやすくなってしまいます。「眼をしっかり閉じる」まばたきを意識的にするようにしましょう。それでも乾燥が軽減されない場合は、防腐剤が入っていない人口涙液の目薬(ソフトサンティアなど)をするようにしましょう。
  9. レンズを付けた状態での水泳やダイビングはやめてください。シャワーや洗顔も控えてください。
  10. 2week・1monthのレンズのすすぎに水道水を使うのはやめましょう。手でこすり洗いをする時は、レンズに押当てた指を回さず、同じ方向に20〜30回こするようにしましょう。付け置きタイプの洗浄液でレンズをすすぐのはやめてください。付け置きタイプの洗浄液は、必ず中和が済んでから眼に入れるようにしてください。
  11. レンズは冷暗所で保存してください。常温で大丈夫ですが、長期保存の場合は冷蔵庫に入れてもいいです。

以上の注意事項を守って、安全かつ快適なコンタクトレンズライフを送ってください。